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北海道震度7

死者35人 土砂崩れ現場、懸命の捜索続く

日没後も続けられる安否不明者の捜索活動=北海道厚真町で2018年9月8日午後6時34分、貝塚太一撮影

 北海道南西部の胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の地震による死者は8日午後9時現在、35人になった。道などが発表した。9日午前3時過ぎに生存率が著しく下がるとされる「発生から72時間」を迎える。厚真(あつま)町の土砂崩れ現場では自衛隊や警察などによる懸命の捜索が続いた。地震直後に全域に影響した停電は9日午前0時までに約295万戸のうち675戸を残して解消されたが、電力供給量は依然不足しており、経済産業省は「最大限の節電」を要請している。

 道などによると、心肺停止は2人、安否不明は3人で、すべて厚真町の住民。夜通しの捜索活動で、多くの安否不明者の死亡が確認された。死者は同町の31人のほか、新たに札幌市で男性(53)が確認された。けが人は648人に増え、建物の全半壊などは少なくとも73棟。午後10時現在、4058人が札幌市などで避難生活を送っている。

 電力の復旧は急速に進んだ。道内最大の電力を供給していた苫東厚真火力発電所は再稼働できていないが、停止していた火力発電所の再稼働や本州からの電力融通が進んだことで、全戸数の99%以上に電気が届いた。残るのはむかわ町や厚真町、日高町などの675戸。北海道電力によると、完全復旧の見通しは立っていない。

 電力の復旧に合わせ、新千歳空港が国際線でも運航を再開したほか、JR北海道の在来線も札幌近郊など一部で運行が始まった。

 ただし、現在の供給能力は350万キロワット程度で、地震発生前日(5日)のピーク需要だった383万キロワットに届いていない。北海道電力は節電の継続を求める一方、計画停電の可能性も検討している。

 世耕弘成経産相は8日の記者会見で「平常時よりも2割の節電を目標として、最大限の節電をお願いしたい」と呼びかけた。計画停電については「現時点では、(平日で電力需要が高まる)10日も実施する予定はない」と述べた。【伊藤直孝、日下部元美、安藤大介】

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