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関空

線路水没いつまで…正常化遠く

記者会見する関西エアポートの山谷佳之社長=関西国際空港で2018年9月8日午後3時19分、小松雄介撮影

 国内線に続き、8日に国際線も一部で運航が再開した関西国際空港。運営する関西エアポートの山谷佳之社長はこの日、1週間後をめどに閉鎖中の第1ターミナルを部分復旧させると自信を見せた。だが、運航を担う各航空会社は被災状況の確認や機材の点検に追われており、関係者は「明日の予定すら見通せない」と明かす。関空島に乗り入れる鉄道の線路も、被災から4日後の8日も水没したまま。空港島の本格復旧は見通せない状況だ。

 全日空は同日、国際線の「再開1番機」を離陸させたが、この機体が別の空港から関空に到着したのは出発のわずか1時間前。運航の正式決定も前日の午後9時過ぎだった。

 同社は台風が通過した4日、航空機3機を水没したA滑走路に残していた。3機ともタイヤが浸水し、巻き上げられた海水がエンジン内に入った可能性があるため、現在も点検中だ。

 航空機をけん引するなどの特殊車両もほとんどが浸水した。特殊車両がある整備場は、浸水被害が出た第1ターミナルの貨物エリアにあり、整備士は清掃作業をしながら昼夜を問わず車両整備を続けている。同社の広報担当者は「空港の再開に遅れることなく、一日も早い復旧に努めたい」と話す。

 一方、鉄道部分を保有する新関西国際空港会社によると、関西空港駅につながる鉄道の線路が現在も、関空島内で約700メートルにわたり雨水で水没している。電車が道路の下を走る区間で、水量は約1万立方メートルあるという。普段はポンプで排水しているが、一気に雨水が流入した影響でポンプが故障した可能性が高い。6日からポンプ車で排水作業を続けている。作業完了まで数日かかるという。

 関西エアポートの山谷社長は「鉄道が動かないと乗客の大量輸送ができない。空港の本格復旧には鉄道再開が前提となる」と話している。【蒲原明佳、山崎征克、山下貴史】

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