メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

論の周辺

創造の基盤を照らし出す

 この夏、評論家の三浦雅士さんが刊行した『孤独の発明 または言語の政治学』(講談社)は、驚くべき構想力を持つ論考だ。人間という存在の根源を、文学や舞踊、演劇といった芸術はもちろん、宗教、政治、経済、さらには文明論的な面からも探っている。その際、言語学から哲学、認知心理学、人類学、動物行動学にまで及ぶ古今東西の思想、研究成果が広く渉猟される。いくつもの問題提起のうち、ごく限られたポイントにとどまるが紹介したい。

 出発点となるのは、生物にとっての「視覚」の獲得であり、それと密接に関わる人間にとっての言語の獲得だ…

この記事は有料記事です。

残り1237文字(全文1493文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 訃報 天野健太郎さん 47歳=台湾文学翻訳家
  2. 中央防災会議 南海トラフ前兆 M8級「半割れ」で要避難
  3. 福岡 元貴乃花親方、自衛隊車両運転 内規違反で隊員注意
  4. 米国 ガガさん「大統領、少しは加州の人に思いを」と批判
  5. 自民党 下村氏憲法審幹事辞退へ 野党「職場放棄」発言で

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです