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テニス

全米オープン 新女王・大坂、万感 焦った元女王、自滅(その2止) セリーナいら立つ

 【ニューヨーク長野宏美】史上最多タイの24回目の4大大会優勝を狙ったセリーナ・ウィリアムズは、いら立っていた。180キロを超えるサーブを返され、強打で左右に走らせても大坂を崩せない。ポイントを奪えない焦りが力みにつながり、次第にミスを重ねた。百戦錬磨のS・ウィリアムズも「彼女は本当に堅実だった」と強さを認めた。

     第1セットを落として迎えた大坂のサービスゲームをブレークして3-1とリードし、反撃のチャンスをつかみかけた。しかし、続く第5ゲームで自滅してしまった。ダブルフォールトを二つ続けた後、バックハンドをネットにかけてゲームを落とすと、ラケットをコートにたたきつけて破壊した。2度目の警告を受け、ポイントを失った。

     さらに3-4と逆転を許すと、主審に近づき、怒りを爆発させた。「私はずるはしない、謝れ」。第2セット第2ゲームにコーチがネットにもっと出るよう指示したとして、1度目の警告を受けたことへの抗議だった。この暴言でゲームペナルティーを取られ、戦わずして1ゲームを失い、勝機を完全に逃してしまった。S・ウィリアムズの追い詰められた姿が際立った決勝だった。

    暴言など規則違反3度

     【ニューヨーク浅妻博之】S・ウィリアムズが試合中のコーチからの指導や主審への暴言など3度の規則違反を宣告され、混乱を招いた。

     一つ目は第2セット第2ゲーム。コーチがスタンドから指導したとして、主審が警告した。第5ゲーム終了後にはラケットをたたきつけて2度目の規則違反で、1ポイントのペナルティー。3度目は、大坂が4-3とリードを奪った直後。主審に暴言を吐き、今度は1ゲームのペナルティーを科された。

     大会主催者は試合後、「本人は否定したが、コーチは指導したことは認めた。規則に従って警告を出した」などと声明を発表した。

     一方、S・ウィリアムズは記者会見で、「不正行為はしていない。私は(ゲームのポイントを奪った)『泥棒』だと言ったが、男子選手が審判に抗議しても、1ゲームのペナルティーは取らない。性差別を感じるひどいことだ」と訴えた。S・ウィリアムズは警告を受けた後に主審に近寄り、「悪いことはしていない。謝りなさい」と抗議を繰り返した。

     また、AP通信によると、大会主催者はS・ウィリアムズに対し、1万7000ドル(約189万円)の罰金を科した。ペナルティーの内訳は主審への暴言に1万ドル、コーチからの助言で4000ドル、ラケットの破壊は3000ドル。

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