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北海道地震

苫東発電所、全面復旧11月 9月末から順次再稼働

 世耕弘成経済産業相は11日の閣議後記者会見で、停止中の北海道電力苫東厚真火力発電所1、2、4号機(北海道厚真町、出力計165万キロワット)の再稼働が早くても9月末以降になるとの見通しを示した。全面復旧は11月以降となる。当初は再稼働まで「1週間以上」としていたが、さらに2週間以上ずれ込むため、道内の家庭や企業に求めている節電も長期化することになる。

     世耕氏によると、1号機は9月末以降、2号機は10月中旬以降、4号機は11月以降に、それぞれ再稼働する見通しだと10日夜に北電から報告を受けた。併せて、京極水力発電所(北海道京極町)のうち、定期点検中の2号機(出力20万キロワット)を今月14日、修理中の1号機(同)を同21日に稼働させることも報告があったという。

     再稼働は遅れる見通しだが、世耕氏は「京極2、1号機が予定通り稼働すれば、継続的な節電が前提ではあるものの、計画停電のリスクは低下する」と述べた。その上で、当面は京極2号機が稼働する14日まで、引き続き2割を目標に節電に取り組むよう、道内の家庭や企業に求めた。【和田憲二】

    大半が窒息死 土砂生き埋め

     北海道胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の地震で、死亡した41人の大半が土砂に生き埋めになったり倒壊した家屋の下敷きになったりしての窒息死だったことが捜査関係者などへの取材でわかった。最も被害の大きかった厚真町では死者のうち60代以上が4分の3を占めていた。同町では住民の半分以上が犠牲になった地区もあり、未明の地震で逃げる間もなかったとみられる。

     死者のうち9割近い36人が厚真町に集中。地震は人々が就寝中の6日午前3時7分ごろに発生。関係者によると、死者の多くは土砂に埋まっていたり、倒壊した家屋に胸などを圧迫されたりしていた。町によると、住民人口34人の吉野地区では19人が犠牲になり、最年少は16歳だった。厚真町以外の死者は、苫小牧市2人と札幌市、むかわ町、新ひだか町各1人。札幌市の男性(53)や苫小牧市の男性(56)は、大量の本などの下敷きになって死亡しており、いずれも窒息死とみられる。

     1995年の阪神大震災では、死者の約半数が65歳以上の高齢者で、家屋などの下敷きになる窒息・圧死が7割以上を占めた。2011年の東日本大震災では、岩手、宮城、福島3県の死者に占める65歳以上の高齢者は半数以上に達し、水死が約9割に上った。【真貝恒平、森健太郎】


    被害状況

    死者    41人

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    心肺停止   0人

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    安否不明   0人

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    けが   683人

    (うち重症9人)

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    避難者 1962人

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    停電   247戸

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    建物被害 全壊32棟

         半壊18棟

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    断水   6013戸

     =11日午前、北海道などのまとめ

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