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北海道地震

節電本格化 達成15%、供給ギリギリ 死者41人

各自治体の死者数

 北海道南西部の胆振(いぶり)地方を震源地とする最大震度7の地震で、2割の節電を目指す取り組みが10日、道内全域で本格的に始まった。北海道電力(北電)によると、日中の節電率は15%程度にとどまり、ぎりぎりの電力供給の状態が続いた。また、道によると、地震による死者は同日までに41人に上った。厚真(あつま)町の土砂崩れ現場の安否不明者は最後の1人が発見され、死亡が確認された。

     停電が復旧して初めて電力需要が高まる平日を迎え、JR北海道や札幌市営地下鉄などが間引き運転を開始し、商業施設は照明やエレベーターの使用を抑制した。北電は地震発生前の5日と比べた1時間ごとの電力需要(節電率)を公表したが、日中の節電率は最大で午後2時台の16・0%で、目標の2割には届いていない。地震発生前のピーク時の電力需要は383万キロワットだった。計算上は15%の節電で326万キロワットとなり、現在の発電量である353万キロワットでは余裕がほとんどなくなる。

     道内で最大の電力を供給していた苫東(とまとう)厚真火力発電所は停止からの復旧に1週間以上掛かる見通しで、明確な時期は判明していない。北電の真弓明彦社長によると、復旧見通しが判明するのは調査終了後になるといい、計画停電の検討も続けている。11、12日は計画停電は実施されない。

     厚真町では10日未明、安否不明だった山本辰幸さん(77)が発見され、死亡が確認された。同町の死者は36人となり、不明者の捜索は終了した。同町以外の死者は、苫小牧市で新たに男性(56)が確認され計2人、札幌市と新ひだか町、むかわ町で各1人。札幌市の3人の死者が地震の影響だった可能性があり、道が経緯を確認している。道によると、同日午後9時現在の避難者は厚真町やむかわ町、札幌市などで1989人。厚真町と安平町の312戸は停電が解消されていない。【山下智恵、一宮俊介】


    被害状況

    死者       41人

    心肺停止      0人

    安否不明      0人

    けが      675人

         (うち重症9人)

    避難者    1989人

    停電      312戸

    建物被害全壊   32棟

    半壊       18棟

    断水     6013戸

     =10日午後、北海道まとめ

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