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天然記念物

大崎のてんまる杉の幹、台風で裂ける

枝の伐採は上の部分から始め徐々に下げていく=新潟県南魚沼市大崎で8日、板鼻幸雄撮影

 新潟県南魚沼市大崎の国道291号沿いにある市指定文化財(天然記念物)「大崎のてんまる杉」の幹が、4日から5日未明の台風21号の強風で裂けた。倒れた場合、車などが事故に巻き込まれかねないとして所有者の大崎区は伐採を決めたが、再生の望みをつなげるため地面から数メートル部分までの幹は残すという。

     8日から作業が始まり、高所作業車に乗った作業員がチェーンソーで上部から枝を切り落としている。

     市などによるとこの杉は樹齢約400年、幹回り約5・3メートル、高さ約25メートル。江戸時代、街道の道しるべの一本杉として植えられたと推測される。「てんまる杉」の由来は杉の葉がまりのように丸く生い茂っていたことから「手まり杉」と呼ばれたことにちなむという。1981年、市指定文化財になった。

     「てんまる杉が伐採される」と聞き、魚沼市から訪れた桑原美佐子さん(71)は「車で通る時、道路沿いの大きな杉の木をいつも見ていた。この木がなくなると思うとさびしい」と話し、手にしたカメラで撮り続けていた。大崎区長の今成哲夫さん(67)は「強風で裂け目が一気に広がり、周囲への安全を考え伐採を決めた。大崎のシンボルだったので本当に残念だ」と話した。

     伐採した木は加工のうえ地元の各家庭で表札として使うなど、有効利用を考えたいとしている。【板鼻幸雄】

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