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風疹流行

2014年以降最多 患者362人に

厚生労働省などが2013年に作成した風疹予防接種を呼びかけるポスター

 国立感染症研究所は11日、今年の風疹の患者数が2日までの集計で362人になったと発表した。すでに昨年1年間の約4倍に上り、大規模な流行があった2013年の後の5年間で最多となった。東京都や千葉県など関東の患者数が7割を超えるが、愛知県などでも増えており、全国に飛び火している。

 2日までの1週間の患者数は75人。報告数の多かった都道府県から順に、東京都28人、千葉県11人、神奈川県8人、愛知県7人、茨城県と埼玉県がそれぞれ5人。前週の患者数の97人からは減少した一方で、東京都や愛知県など患者数が増えているところもある。

 風疹は、患者のせきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)を吸い込むことで感染し、14~21日(平均16~18日)の潜伏期間を経て、発熱、発疹、耳の下から首にかけてのリンパの腫れなどが表れる。一度感染すると、大部分の人は生涯風疹にかかることはない。ほとんどは数日で回復するため、「三日ばしか」と呼ばれることもある。

 しかし、妊娠中の女性が風疹にかかると胎児に感染し、先天性風疹症候群と呼ばれる障害を引き起こすことがある。厚生労働省によると、風疹に対する免疫が不十分な妊娠20週ごろまでの女性が感染すると、先天性風疹症候群の子どもが生まれる確率は、妊娠1カ月でかかった場合50%以上、妊娠2カ月の場合は35%--など、高い確率で影響を及ぼす可能性がある。

 近年では、13年に患者数が1万4000人を超える流行があり、この流行に関連して、先天性風疹症候群の患者45人が報告された。

 予防には、ワクチン接種が最も有効だ。主には麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種で95%以上の人が免疫を獲得できるとされ、時間の経過とともに免疫が低下してきた人には、追加のワクチンを接種することで免疫を増強させる効果がある。

 ただし、妊娠中は接種を受けられない。妊婦への感染を防止するためには、家族など周りの人が予防することで妊婦を感染から守る必要がある。また、接種後2カ月間は避妊しなければならない。【中村好見】

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