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全米テニス

大坂のサーブ戦略の裏に日本テニス協会の分析

全米オープン決勝でサーブを打つ大坂なおみ=AP

 大一番で勝敗を分ける一因になったのは、サーブに対する集中力の差だった。

 S・ウィリアムズは出だしから明らかに硬かった。威力のある第1サーブが決まらず、攻撃のリズムを作れない。大坂は第1セットの第1サーブ成功率が7割台と好調だったが、S・ウィリアムズは3割台に低迷。大坂はそこをうまくついた。

 第1セット第5ゲーム。S・ウィリアムズのダブルフォールトから流れを引き寄せ、ブレークに成功すると、第1セットをわずか33分で先取。第2セットもブレークされた直後の第5ゲームをS・ウィリアムズの2連続ダブルフォールトなどでブレークバックし、主導権を渡さなかった。

 「サーブが最初から最後まで重要だった」と大坂。相手の体を目がけて正面から崩し、気持ち良くリターンをさせなかった。いら立ちが募ったS・ウィリアムズは3度も警告を受け、結局ペナルティーを科された。4大大会通算23勝の実力者も「ブレークポイントを握っても素晴らしいサーブがきた。彼女の集中力はすごかった」と、完敗を認めざるをえなかった。

 サーブ戦略が奏功した裏には、日本テニス協会によるデータ分析があった。2020年東京五輪での金メダル獲得を狙う日本協会は今年から、独自に集めた選手の映像とデータをリンクさせ、サーブのコースやリターンの立ち位置などを分析する技術を採用した。「チーム大坂」はデータを参考に対策を練り、大坂がコートで生かす。チームワークでつかんだ勝利でもあった。【浅妻博之】

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