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私だけの東京・2020に語り継ぐ

漫画家・柴門ふみさん 憧れた「文化の中心」

漫画家の柴門ふみさん

 田舎の中学生だった頃、庄司薫さんの芥川賞受賞作「赤頭巾ちゃん気をつけて」を読んで、東京の生活に憧れました。主人公は都立日比谷高校3年の薫君。山の手のおぼっちゃんで頭が良くて、ちょっと繊細。受験予定だった入試が東大闘争で中止になって悩みます。あの小説の印象が強くて、東京というと下町でなく山の手が私のイメージでした。

 高校まで徳島市にいて、テレビで見る東京の文化に飢える日々。田舎には映画も来ないし、コンサートもない…

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