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北朝鮮・拉致問題

苦難語る 蓮池さん「被害者帰国支援を」 橋本 /和歌山

講演で拉致問題の解決を訴える蓮池薫さん=和歌山県橋本市の市民会館で、松野和生撮影

 北朝鮮による拉致被害者で、新潟産業大学准教授の蓮池薫さん(60)が10日夜、橋本市東家1の橋本市民会館で「夢と絆~拉致が奪い去ったもの~」のテーマで講演した。24年に及んだ北朝鮮での苦難と恐怖の日々について語り、約640人が聴き入った。

     蓮池さんは1978年7月、交際相手の祐木子さん(80年に結婚)と共に新潟県柏崎市の海岸で拉致され、2002年に帰国した。

     講演で蓮池さんは、連れ去られた当時の状況を生々しく語り、北朝鮮での拉致被害者たちの生活ぶりを紹介。秘密警察の監視下で外出中の平壌で日本のテレビ取材班を見かけ、助けを求める衝動にかられたが身の安全を考えて思いとどまったことや、工作員にされないように子供にも日本語を教えなかったことも語った。拉致被害について「夢を奪われ、絆を断たれ、大きな打撃だった。北朝鮮で、学びや職業、居住、子育てに何の自由があったか」と語気を強めた。

     北朝鮮が死亡したとされた被害者の生存を認めない理由として、被害者を返すことによる「見返り(の見通し)」を挙げ、「しっかりと提示すれば動く可能性は十分にある」と指摘。拉致被害者を帰すという原則をあくまで守る重要性に触れ、「死亡したとの理由で帰れない被害者たちの不安を考えてほしい」と支援を呼びかけた。【松野和生】

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