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危機の教訓

リーマン・ショック10年/上(その2止) カネ余り、新興国ほんろう

作業員がほとんどいない鉄道高架化の工事現場=アルゼンチンの首都ブエノスアイレス郊外で2018年7月18日、清水憲司撮影

 

米引き締め、アルゼンチンに混乱の火種

 リーマン・ショック後の大規模金融緩和が生み出した世界的なカネ余り。世界の株式の時価総額は2倍にふくれあがり、高成長が見込める新興国にも、利回りを求めて大量の緩和マネーが流れ込んだ。いま、その逆回転が新たな混乱の火種となっている。

 7月中旬、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス郊外に、数人の作業員がたむろするだけの鉄道高架化の工事現場があった。作業員のダミアン・ゴーディーさん(31)は「工事のため鉄道の運転は中止しているが、1年もすれば再開するよ」と笑顔をみせた。だが9月に入って毎日新聞スタッフが再訪した時、工事は進んでいなかった。別の作業員が「何人もの仲間が解雇された」とぼやいた。

 過去7回の債務不履行(デフォルト)を起こし、海外投資家に敬遠されてきたアルゼンチン。先進国の中銀が…

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