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東日本大震災7年半

岩手・大槌の旧庁舎、娘生きた証し 津波で犠牲、職員の両親 解体せず検証呼びかけ

月命日に大槌町の旧役場庁舎前を訪れ、小笠原裕香さんを思い手を合わせる父人志さん(奥)と母吉子さん。祭壇には裕香さんが好きだったグラジオラスを供えた=岩手県釜石市で2018年9月11日午前9時23分、喜屋武真之介撮影

 東日本大震災の発生から7年半の11日、岩手県大槌町の旧役場庁舎で、町福祉課職員だった長女、小笠原裕香(ゆか)さん(当時26歳)を津波で亡くした父人志さん(66)と母吉子さん(66)=同県釜石市鵜住居町=が手を合わせた。祭壇には裕香さんが好きだったグラジオラスの花を供えた。旧庁舎は「娘の生きた証し」だが、町は解体を決めている。両親は今夏、町や遺族らに解体を急がず、震災の検証を行うよう呼びかけ始めた。「尊い犠牲に向き合ってください。過ちを繰り返さないために」【中尾卓英】

 「お母さんのように、子どもに寄り添う仕事がしたい」。裕香さんが小学生のころから、吉子さんは放課後学…

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