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自民総裁選

安倍、石破両氏 資産と政治資金で見える個性

自民党総裁選に向けた共同記者会見の冒頭で握手を交わす石破茂元幹事長(左)と安倍晋三首相=東京都千代田区の同党本部で2018年9月10日午前10時58分、渡部直樹撮影

 北海道地震を受けた3日間の活動自粛が解かれ、自民党総裁選は安倍晋三首相と石破茂元幹事長による本格論戦が始まった。演説会や記者会見では政策の違いは見えにくかったが、2人の資産や政治資金を調べると、それぞれの個性が見えてきた。

 個人資産は圧倒的に安倍氏に軍配が上がる。今年4月に公開された資産報告書によると、資産総額1億396万円の安倍氏に対し、石破氏は1555万円。特に不動産(土地・建物)の差は大きく、安倍氏が地元の山口県を中心に58件計7769万円相当(固定資産税課税標準額)を保有しているのに対し、石破氏は鳥取市内の自宅1555万円相当のみ。相続物件が大部分の安倍氏は、山梨県鳴沢村の別荘が唯一相続外の不動産だった。

 さらに、ゴルフが趣味の安倍氏は、地元の山口のほか、静岡、千葉、茨城、福岡各県の8ゴルフ場の会員権を保有しているが、マスコミのインタビューで「ゴルフはやらない」と公言する石破氏はゼロだった。

 安倍、石破両氏が代表を務める政党支部と資金管理団体の2016年の政治資金収支報告書によると、年間1億4645万円余の政治資金を集めた安倍氏に対し、石破氏は7374万円余と約半分。

 石破氏の資金管理団体「石破茂政経懇話会」は、年3回のパーティーとメールマガジンの収入が計4335万円余。石破氏は野党時代の11年2月、自民党本部を会場にして、1人1万円の会費を集めてカレーライスを振る舞う政治資金パーティーを開いたこともあり、他の派閥の領袖(りょうしゅう)クラスと比べ、集金の規模や手法は地味のようだ。

 一方、安倍氏の資金管理団体「晋和会」は例年、東京都内の高級ホテルを会場に年3回の政治資金パーティー「安倍晋三後援会朝食会」を開催。16年は延べ1037人が参加し、6829万円を集金した。「朝食会」ながら1人平均6万円以上を支払っている計算で、関係者によると、安倍氏自身は首相就任後あまり出席していないという。【杉本修作】

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