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マザーツリー

折れた幹、菌が侵食 白神山地シンボル

津軽森林管理署が倒れた幹の枝葉の一部を取り除いたマザーツリー=青森県西目屋村で2018年9月11日、藤田晴雄撮影

 白神山地のシンボルで樹齢400年以上とされるブナの巨木「マザーツリー」(青森県西目屋村)の幹が途中で折れたことを受け、県樹木医会専務理事兼事務局長の斎藤嘉次雄さん(71)が調べたところ、折れて落下した2本の幹が菌によって腐っていたことが分かった。斎藤さんは残った幹の応急処置が必要との認識を示した。

     東北森林管理局津軽森林管理署によると、マザーツリーは老朽化に加え、4日夜から5日未明にかけて日本海側を北上した台風21号の影響で折れたとみられている。

     8日に現地を訪れた斎藤さんによると、落下した2本の幹内部が「心材腐朽菌」などによって約6~7割が侵食されており、台風の強風に耐えられなかったと分析している。

     マザーツリーは昨年、枝が腐るなど弱っていることが確認され、斎藤さんやボランティア団体が周辺に土壌改良剤などを加えて治療を施し、樹勢回復に取り組んできた。今年6月に斎藤さんが外見などを確認したところ、問題なく順調に回復しているように見えたという。

     斎藤さんは「無念だ。木が元気になるのは難しいが、残っている幹を守るために折れた部分を平らに切りそろえて、殺菌するなどの処置をしたい」と話した。

     一方、同管理署は11日、地面に落ちた幹の先端部分にある枝や葉を取り除いた。また、近づくと危険なため、周辺に新たに立ち入り禁止のテープを張った。【藤田晴雄】

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