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岐阜

溺れた高3、水深4メートルの川底から救う

長尾署長(手前)から感謝状を受け取る(左から)浅田さん、蔵持さん、杉浦さん=関署で2018年9月11日、沼田亮撮影

 岐阜県関市洞戸の板取川で8月、遊泳中に溺れた高校3年の男子生徒(17)を救助したとして、関署は11日、名古屋市緑区、運送会社員、浅田佑司さん(35)ら3人に署長感謝状を送った。3人は同じ会社に勤務し、水深4メートルの川底から男子生徒を救出したほか、自動車学校やテレビなどを見て覚えた心臓マッサージを実践するなど息の合ったチームプレーで若い命を救った。

     他に表彰されたのは、いずれも運送会社員の愛知県蒲郡市、蔵持一樹さん(28)、名古屋市緑区、杉浦一真さん(19)の2人。

     事故は8月22日午後2時35分ごろ、関市洞戸の板取川で発生。浅田さんらは河川敷でバーベキューを楽しんでいたところ、男子生徒の遊泳を見て「泳ぎ慣れてないな。危なそうだな」と思い見ていると、溺れて川底に沈んでいったという。

     「なんとかしないといけない」と、浅田さんは川に飛び込み、川底に沈んだ男子生徒を見つけ、必死に手を伸ばし腕をつかむ。そのまま片手で水をかいて岸近くまでたどり着き、待ち構えていた蔵持さんに男子生徒を託す。蔵持さんは心臓マッサージをして、再び心臓が動き出すも意識不明のままだった。杉浦さんは119番通報し、男子生徒はドクターヘリで救急搬送された。現在、男子生徒は意識を取り戻し、岐阜大病院で歩くリハビリを続けるなど徐々に回復しているという。

     同署によると、8月末までの県内の水難事故は計23件(前年比3件増)で、死者は11人(同4人増)。また同署管内では7件(同1件増)発生し、死者3人(同1人増)に上る。

     長尾文則署長は「心肺停止状態だったが、迅速に救助してくれて本当に助かりました。家族も感謝していました」と謝辞を述べた。3人は「助かってくれてよかった」と安堵(あんど)する一方、「泳ぎ慣れていない人はライフジャケットなどを着てほしい」と呼びかけた。【沼田亮】

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