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セーリングW杯

国際連盟イルカショー批判 実行委平謝り

 2020年東京五輪に向けた最初のテスト大会となったセーリングのワールドカップ(W杯)江の島大会で、開会式で披露されたイルカショーを巡ってトラブルが起きた。大会実行委員会は江の島名物で歓迎の意を示したつもりだったが、国際セーリング連盟は海洋生物保護の観点から「落胆した」と批判した。実行委は平謝りで、文化や考え方が異なる海外の人々を大勢受け入れる五輪・パラリンピック運営の難しさを浮き彫りにした。

     イルカショーが披露されたのは神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館で9日夜に開催された開会式。選手や大会関係者の前で、同水族館で人気のあるイルカのパフォーマンスがあった。これを見た12年ロンドン五輪男子470級銀メダルのルーク・ペイシェンス(英国)がツイッターで「ショックを受けた」と投稿するなど、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで選手らから当惑の声が広がった。

     欧米ではイルカは知的で親しみのある生き物との考え方が強く、ショーを行わせることへ抵抗感がある。保護活動も盛んで、国際連盟は11日、「自然の生き物をこのように展示することは容赦できない」と指摘した。開会式の内容は承認が必要だが、実行委側から提示はなかったという。

    実行委員長を務める日本セーリング連盟の河野博文会長は「国によっても、個人によっても考え方は違う。イルカは繊細な問題でもあり、注意を払う必要があった。おわび申し上げたい」と話した。東京五輪・パラリンピック組織委員会幹部も「張り切って、良かれと思ってやったことも、海外の人が相手では傷つける場合もある。国際的な視野が課題として残った」と教訓を語った。【倉沢仁志】

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