メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

SUNDAY LIBRARY

著者インタビュー 齋藤陽道 『声めぐり』

「おはよう」という挨拶がふつうに分かる特別さに震えた

◆『声めぐり』齋藤陽道・著(晶文社/税別1850円)

 写真家の齋藤陽道さんは、聴覚に障害がある。本書は聞こえない「声」とどのように付き合ってきたかを綴(つづ)るエッセーだ。子どもの頃は、補聴器をつけ、発音訓練をさせられるのがとても嫌だったという。

「いつの間にか、相手と話をするよりも、自分の発音の良しあしばかりを気にして、無難で伝わりやすい“らしい”ことばを使うようになっていました。実感がこもらないことばなので、相手に届くものではなく、自分に残るものでもなかった。その当時のぼくにとって、ことばは使い捨てるものでした」

 しかし、石神井(しゃくじい)ろう学校高等部で手話を学ぶようになって、生きた「ことば」と出会う。

この記事は有料記事です。

残り1135文字(全文1469文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. プロ野球 セ・リーグ全日程終了危機 阪神残りは18試合
  2. 覚醒剤 使用容疑で元うたのお兄さんを逮捕
  3. 日本維新の会 創始者・橋下氏が新著「維新、失敗だった」
  4. 自民総裁選 じわり広がる不満、圧勝逃す 「安倍1強」転換点
  5. 自民総裁選 伸びぬ党員票「打ち上げではない。反省会だ」

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです