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ルーマニア、夫婦を「男女」と明記する憲法改正巡り国民投票へ

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 9月11日、ルーマニア上院は、憲法で規定されている夫婦の定義について、現在の「配偶者」から厳格に「男性と女性」と表現するよう憲法の条文を改正する国民投票を実施するよう求めた市民の陳情を、107対13の圧倒的多数で支持した。写真は2014年6月のブカレストでのゲイ・パレードで撮影(2018年 ロイター/Bogdan Cristel) 拡大
 9月11日、ルーマニア上院は、憲法で規定されている夫婦の定義について、現在の「配偶者」から厳格に「男性と女性」と表現するよう憲法の条文を改正する国民投票を実施するよう求めた市民の陳情を、107対13の圧倒的多数で支持した。写真は2014年6月のブカレストでのゲイ・パレードで撮影(2018年 ロイター/Bogdan Cristel)

 [ブカレスト 11日 ロイター] - ルーマニア上院は11日、憲法で規定されている夫婦の定義について、現在の「配偶者」から厳格に「男性と女性」と表現するよう憲法の条文を改正する国民投票を実施するよう求めた市民の陳情を、107対13の圧倒的多数で支持した。

 陳情は2016年、市民団体が300万人の署名を集めて行った。

 与党は、国民投票は10月7日にも実施されるとしており、政府が近日中に日程を確定するとみられている。

 この動きは、同性婚の合法化が不可能になる可能性をはらんでおり、内外の性的少数者(LGBT)と人権団体に加え、民主的権利の疎外を懸念する欧州議会議員数十人が反発している。

 欧州連合(EU)域内では、同性婚が合法化されている、またはされつつある国が加盟国の半分ほどに達しているほか、一部の国は同性カップルをパートナーとして認めている。

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