科学　「はやぶさ２」接近できず

　宇宙航空研究開発機構（うちゅうこうくうけんきゅうかいはつきこう）（ＪＡＸＡ（ジャクサ））は１２日（にち）、小惑星（しょうわくせい）リュウグウの上空約（じょうくうやく）４０メートルを目指（めざ）していた小惑星探査機（しょうわくせいたんさき）「はやぶさ２」が、上空（じょうくう）６００メートルあたりで接近（せっきん）を中止（ちゅうし）したと発表（はっぴょう）しました。

　ＪＡＸＡ（ジャクサ）によると、はやぶさ２は１０月下旬（がつげじゅん）にリュウグウに着陸予定（ちゃくりくよてい）で、その予行演習（よこうえんしゅう）で１１日（にち）から接近（せっきん）しました。リュウグウに光（ひかり）を当（あ）て、反射（はんしゃ）して戻（もど）った光（ひかり）から距離（きょり）を計算（けいさん）して近（ちか）づく予定（よてい）でした。ところが、リュウグウの表面（ひょうめん）の反射率（はんしゃりつ）が低（ひく）く、戻（もど）ってくる光（ひかり）が弱（よわ）くて距離（きょり）を測（はか）れなかったそうです。