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須玖岡本遺跡

出土した甕棺から王族の歯発見 きょうから公開 「奴国の様相捉える貴重な成果」 春日市教委 /福岡

 春日市教委は、市内の須玖(すぐ)遺跡群・須玖岡本遺跡の岡本地区から出土した甕棺(かめかん)から、「奴国(なこく)」の王族の歯を発見したと発表した。奴国は魏志倭人伝に記された、弥生時代の北部九州の中心的な国。同地区の王族墓から歯が見つかったのは初めてで、市教委は「弥生中期前半の奴国の様相を捉える貴重な成果」としている。15日~10月28日に「奴国の丘歴史資料館」(同市岡本)で開く「須玖遺跡群発掘調査成果展」で公開される。【桑原省爾】

     須玖遺跡群は市北部にあり、南北2キロ、東西1キロに広がる全国有数の弥生時代の大集落跡で「奴国の王都」と呼ばれる。須玖岡本遺跡はその中心的存在。この中の岡本地区での20次調査(2015年3月)で、紀元前約150年の国内最大級の王族墓とみられる甕棺墓が見つかった。

     周辺の土と一緒に甕棺を液体窒素で冷凍固化して取り出し、土を落とすと、絹織物に包まれた副葬品の銅剣や把頭飾(はとうしょく)(柄飾り)と共に14本の歯が確認された。第3大臼歯(親知らず)を含む歯のすり減り具合から、葬られたのは20代の成人とみられるという。

     成果展では、歯と甕棺をはじめ前漢鏡などの副葬品や鋳型など、初公開の約25点を含む考古遺物を中心に226点を展示する。無料。開館は午前9時~午後5時、第3火曜休館。

    〔福岡都市圏版〕

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