取材・制作過程、警察の協力ありき
鹿児島県で5年前に起きた警察官による男性制圧死事件で、TBSの警察密着番組のため制作会社が撮影していたのに映像が報道に使われなかった問題で、関係者の証言で同種番組全体の構造的問題が明らかになってきた。警察の全面協力がなければ成り立たず、警察関係者も「仕事を分かってもらうという趣旨と違うなら取材は受けない」と基本姿勢を示す。制作に当たった元担当者からは経験を踏まえた懸念の声も出ている。【川名壮志、青島顕】
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