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危機の教訓

リーマン・ショック10年 インタビュー/2 一歩先の需要創造を 経団連会長・中西宏明氏(72)

=藤井達也撮影

 --2008年のリーマン・ショック時は日立の米子会社トップでした。

 ◆米証券、リーマン・ブラザーズ破綻のニュースは通勤する車の中で聞いた。金融危機の影響は、当時私が会長を務めていた米子会社のハードディスク駆動装置(HDD)事業にもろに効いてきた。HDDビジネスにとって毎年10~12月は追加注文が来るほどの最需要期なのに、びたっとモノが動かなくなり、部品在庫がすぐに積み上がった。発注を抑え、出荷調整しつつ資金の回し方を1日ごとに考える。まさに大混乱だった。(相場暴落で金融危機の引き金になった)証券化商品の影響で、モノの実需まで突然消失するとは想定していなかった。

 --日立本体は09年3月期に7800億円超の最終赤字に転落。10年4月に社長に就任した。

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