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読書日記

著者のことば 陸秋槎さん 幻惑の中華ミステリー

陸秋槎さん=内藤麻里子撮影

 ■元年春之祭 陸(りく)秋槎(しゅうさ)さん 稲村文吾訳、早川書房・1620円

 ポケットに収まるサイズで「ポケミス」と親しまれる「ハヤカワ・ミステリ」シリーズ。1800点を超える海外ミステリーが並ぶ中、初めて中国人作家の本格ミステリーが登場した。

 中国は前漢の時代。春の祭儀の準備をしていた観家で、当主の妹が殺された。やがて事件は連続殺人の様相を呈する。実は観家では4年前、前当主一家の惨殺事件があった。過去の事件との関係は。連続殺人は誰の仕業か--。驚きの犯人と動機が明かされる。

 2度にわたり謎解きを迫る「読者への挑戦状」が挟まって、ミステリーファンには懐かしい構成。「とにかく…

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