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北海道地震

なぜ札幌でも震度6弱 軟らかい地盤揺れ増幅

震度6弱を記録した札幌市東区では、大規模な道路陥没が起きたところも=2018年9月11日、竹内幹撮影

 なるほドリ 北海道胆振東部地震で、札幌市でも東区は震度6弱と観測史上最大の揺れだったらしいね。震源にずっと近い苫小牧市や恵庭市でも震度5強だったのに、どうしてこんなに揺れたの?

 記者 今回震度6弱以上を記録したのは他に、厚真町(震度7)▽安平町、むかわ町(震度6強)▽日高町、平取町、新千歳空港(震度6弱)です。震央(震源真上の地表)から約90キロ離れた札幌市東区以外は、みな震央の周辺でした。

 震央に近いほど大きな地震になりやすいのは確かですが、同心円状に外側に向かって揺れが小さくなっていくとは限りません。それは、地盤の違いが影響するからです。

 Q 揺れやすい地盤があるの?

 A 地震の波は、固い岩盤を伝わり表層の軟らかい地盤に入ったときに増幅されます。地盤の軟らかいところは固い場所に比べて揺れが強くなるのです。

 Q 今回揺れの大きかったところは?

 A 内閣府がホームページで公開している「ゆれやすさマップ」には、都道府県別で表層地盤の揺れやすさが示されています。北海道を見ると、天塩川や十勝川、釧路川の下流部、苫小牧市沿岸部などに「計測震度が0・8~1・0増」の地域が見られます。そのエリアが特に広いのは石狩平野。石狩川が運んできた土砂が堆積(たいせき)した泥炭地で、地盤が軟らかくなっています。

 今回は東区の震度6弱のほか、北区や白石区、それに江別市など、マップで「揺れやすい」とされた地域で震度5強を観測しました。これに対し札幌市南西部は比較的地盤が固く、定山渓温泉は震度3でした。

 Q では「揺れにくい」ところに住んでいれば安心できるの?

 A どこで地震が起きるかによっても揺れは大きく違います。また市の地震被害想定では、月寒断層で地震が発生すればほぼ全市で震度5弱以上となり、一部では今回の厚真町と同様に震度7の揺れに見舞われる恐れがあるとしています。重要なのは、いかに地震に備えるかです。

 Q 家の中の家具が倒れたり食器が割れたりした被害があり、室内で落下物による死者も出たらしいね。

 A 札幌管区気象台によると、大きな家具は寝る場所の近くに置かず固定する、食器はなるべく下の方に置く、といった積み重ねが被害を最小限に抑えます。地震の記憶が鮮明なうちに、防災用品や非常食の準備などと併せて対策を考えてみてはどうでしょうか。回答・真貝恒平

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