「相関関係見いだせず」 東海大など分析
クジラやイルカの集団座礁と大地震の発生には相関関係が見いだせないとの分析結果を、織原(おりはら)義明・東海大特任准教授(固体地球物理学)らのチームが福島県郡山市で開かれた日本地震学会で発表した。東日本大震災の発生7日前に茨城県鹿嶋市の海岸にイルカの仲間が集団座礁し、両者の関連が騒がれたこともあるが、織原さんは「前兆を捉えていないとまでは言い切れないが、集団座礁を防災に役立てるのは難しい」と指摘する。【池田知広】
チームは1923~2011年に国内で鯨類が2頭以上同時に浜辺に打ち上げられたり、漂着したりした48…
この記事は有料記事です。
残り375文字(全文633文字)