北海道地震

自衛隊が撤収 計39日間活動

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活動を終えた陸上自衛隊員を手を振って見送る住民たち=北海道厚真町京町で2018年10月14日午後4時17分、福島英博撮影 拡大
活動を終えた陸上自衛隊員を手を振って見送る住民たち=北海道厚真町京町で2018年10月14日午後4時17分、福島英博撮影

 北海道からの災害派遣要請を受け、胆振地方を震源とする最大震度7の地震直後から厚真町などで人命救助、給食・入浴支援などを続けてきた陸上自衛隊第7師団と航空自衛隊第2航空団(いずれも千歳市)が14日、現地の活動を終えて撤収した。

 第7師団によると、派遣は地震が発生した9月6日から39日間。被災地での行方不明者の捜索活動に取り組んだほか、厚真、むかわ、安平の3町で約14万食を提供し、給水支援も実施した。避難者が減少し、各町で食事の提供が可能になったことから、この日で支援活動を終了した。

 14日時点でも118人が避難生活を送る厚真町総合福祉センター前に整列した隊員に対し、宮坂尚市朗町長は「町民全員が被災者。折れ掛かった心を支えていただいた」と謝辞を述べた。町民約100人も「ありがとう」と口々に声を掛け、帰隊する隊員を見送った。見守っていた60代の男性は「復興を果たして、恩返ししたい」と話していた。【福島英博】

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