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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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「米関与」強く警戒 「ウクライナ」独立

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ロシア正教会の会議に集まった幹部=ベラルーシ・ミンスクで2018年10月15日、ロイター
ロシア正教会の会議に集まった幹部=ベラルーシ・ミンスクで2018年10月15日、ロイター

 【モスクワ大前仁】ロシア正教会は15日、コンスタンチノープル総主教庁(トルコ・イスタンブール)との関係を断絶すると発表した。東方正教会で最高権威を持つとされる総主教庁がウクライナ正教会の独立を承認したことへの対抗措置で、東方正教会内部の対立と混乱は必至だ。ロシアは米国が一連の騒動に関与し、ロシアの影響力低下を背後で画策していると警戒を強めている。

 ロシア正教会は15日、ベラルーシの首都ミンスクで会議を開き、総主教庁への対応を協議した。その後に声明を発表し、ウクライナ正教会への独立承認について「一方的な方法で不法な決定が下された。過去の決定を無視するものだ」と非難。独立承認の決定を撤回しない限り「全てのロシア正教会の政務執行者がコンスタンチノープルの教会関係者と共に祈りをささげられない」として全ての交流を停止することを明かした。

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