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安田さん解放

拘束生活「地獄だった」 今夜、成田到着へ

トルコ南部の空港から搭乗した航空機内で、取材に応えるジャーナリストの安田純平さん=24日、ロイター

「日本に帰れるのはとにかくうれしい」

 内戦下のシリアで2015年に行方不明になり、解放されてトルコに23日出国したジャーナリスト安田純平さん(44)は24日夜「日本に帰れるのはとにかくうれしい。これから何があるのか、どうしていけばいいか全く分からない」と安堵(あんど)と戸惑いの気持ちを語った。拘束生活については「地獄だった」と振り返った。

 トルコ南部ハタイ県の空港から搭乗した航空機内で、ロイター通信やNHKなどに述べた。

 安田さんは最大都市イスタンブールで航空機を乗り換え25日未明、日本へ向け出国した。日本時間25日夜に成田空港に到着する見込み。シリアで武装組織に約3年4カ月間拘束された後の帰国となる。

 安田さんは「地獄だった。身体的なものも精神的なものも、今日も帰されないと考えるだけで日々、だんだんと自分をコントロールできなくなってくる」と発言。拘束されていた間、日本語を話していなかったため、正しい言葉を見つけるのが難しいとも話した。

 武装勢力にシリアとトルコの国境まで車で連れていかれた後、トルコ側に引き渡され入管施設に入ったという。解放時の心境について「荷物を全て奪われ頭にきている。40カ月全く仕事もできなかった上に、カメラや仕事道具まで奪われた」と憤った。

 また、トルコから日本大使館側に引き渡されたことは「日本政府が動いて解放されたかのように思う人がいるんじゃないか。望まない解放のされ方だった」と複雑な思いも口にした。

 拘束中はシリア北西部イドリブ県内を転々と移動させられていたと説明。空爆や戦闘機の音も聞こえたという。

 日本政府は24日に安田さん本人と確認。安田さんを乗せた車は24日夕、滞在していたシリア国境に近いトルコ南部アンタキヤの入管施設を出発し、ハタイ県の空港に到着、安田さんは帰国の途に就いた。(共同)

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