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Amazon Goとの違いは? シンガポールで話題の「レジなしスーパー」のディストピア感(GetNavi web)

情報提供:GetNavi web

いままでヒトが行っていた様々な作業が少しずつロボットに取って代わられている現代社会。Amazonがレジのないコンビニ「Amazon Go」を2016年に発表したときには、多くのメディアが「ついにレジの仕事がロボットに奪われる」と話題になりました(同コンビニは2018年1月にシアトルでオープン)。

 

初めてAmazon Goが話題になった頃よりも、「キャッシュレス+無人サービス」という組み合わせは普及してきたように思われます。もともとアメリカのスーパーでは「セルフ会計+自分で袋詰め+クレジット支払い」が一般的でしたが、ロボットを活用したセルフ会計はアメリカや中国だけでなく、日本各地でも見られるようになってきています。

 

日本でもハウステンボス内に画像認識と顔認証を活用した無人コンビニがオープンしていますが、現在は単純な「キャッシュレス+セルフサービス」というレベルを越えて、AIやマシーンラーニングを活用した次のレベルの「自動精算」が開発されています。

 

そんななか話題を集めているのが、買い物代行サービスを提供するシンガポールのスタートアップHonestbeeによる「Habitat」です。

Habitatが世界初と謳うのは「AutoCheckout(自動チェックアウト)」と「RoboCollect(ロボ収集)」です。まず入り口で専用アプリを使って自分が使うカートに保証金を入金。その後、カゴに好きな商品を入れていきます。ほしい商品をすべてカートに入れたら、カートごとロボ収集コーナーに引き渡すだけ。5分ほど待ってピックアップコーナーに行けば、自動で動く巨大なボックスマシーンによって、自分が購入した商品が入った買い物袋が渡されるという仕組みになっています。支払いはもちろんアプリ経由なので、買い物袋を受け取ればすぐに帰れます。

 

Habitatの公式サイトでは「キャッシュ払いや列に並ぶ心配がまったくありません」と書かれていますが、確かにレジでお金を支払ったり、品物を袋に入れたりする手間が省けると買い物はより快適かもしれません。

とはいえ、HabitatはAmazon Goと根本的に目指す方向やテクノロジーが異なっています。

 

アプリを使ってキャッシュレスで支払いを済ませることは両者で共通していますが、HabitatがAmazon Goと異なるのは、利用者がカゴに入れた商品をベルトコンベヤに乗せて、スタッフが集まる別の部屋に移動させている点。そこでは通常のスーパーと同じようにヒトが手で商品をスキャンして袋に詰めているんですね。要するに、利用客が見えない別室を作り、人力による商品スキャンと袋詰め機能をそこに集約しているというわけ。商品一つひとつの精算方法はこれまでのスーパーと変わりません。

Amazon Goの場合は、すべての商品パッケージにRFIDチップを埋め込むことで精算すら自動にしているのですが、Habitatはそこが人力。この違いは取扱商品の幅や種類にも影響するそうです。

5500平方メートルを越える広大な敷地に高い天井と世界中から集まった食材やプロダクトが集まるHabitatは、インテリアやレストラン、ラウンジ機能などを装備しているので、高級志向であることがひと目でわかります。店舗自体に高級感を生み出し、利用客に与える買い物の煩わしさを最小限に抑えているとのこと。その裏でスタッフが身体を使って働いているというのは少しディストピアな気もしますが、これも1つの方向性でしょう。

一方、Amazon Goは、天井からぶら下がる種々のセンサーやカメラを活用して、一人ひとりの利用客が何を手にしたか、何を棚に戻したかをトラッキングしているバーチャルカート・システムを採用。コンピューターによる人物や商品の認識などに最先端のセンサーとAI技術を駆使するこのシステムはHabitatとの顕著な違いです。

 

アプリで店舗にチェックインすると、後は好きな商品を手に取り、そのまま外に出るだけ。自分が店外に取り出した商品の精算がバーチャルに行われるため、多くの海外メディアは「まるで万引きをしているような気分になる」とAmazon Goについて報じています。

現代は様々な形の「無人スーパー」を模索していますが、その理由はもちろんカッコいいからではありません。Amazon Goのような形で無人スーパーが達成されれば、経営側としては莫大な人件費削減につながります。つまり、ロボットスーパーは大きな利益を生むビジネスモデルなんですね。Microsoftも小売大手のウォルマートとパートナーを組み、無人会計のシステムを開発していると報道されています。

 

2016年にAmazon Goが発表されたときには「無人スーパーなんて当分実現しないよ」と多くの人が考えていましたが、Amazonは既に実店舗を一般向けにオープンするところまでやって来ています。さらにアメリカの通信社Bloombergは「Amazonが2021年までにレジなしのスーパーを3000店舗まで拡大する」と報道していますが、Amazonは人気の大手スーパーWhole Foodsを買収したので、レジなしスーパーが本当に全米に普及する可能性もあります。未来のスーパーは、私たちが考えている以上に早くやって来るのかもしれません。

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