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安田さん会見

「完全に監禁」拷問の叫び声、追い詰められ

記者会見の冒頭、頭を下げる安田純平さん=東京都千代田区で2018年11月2日午前11時2分、宮武祐希撮影
安田純平さんの足取り

 安田純平さんが帰国してから約1週間。「完全に監禁状態だった」。記者会見に臨んだ安田さんは、シリアでの過酷な生活を振り返り、武装勢力からの扱いが徐々に悪くなり、精神的に追い詰められていった様子を語った。

 報道陣のカメラのフラッシュを浴び、安田さんは口を一文字に結んで正面を見据えた。冒頭、立ち上がっておわびと感謝の言葉を述べ、頭を下げた。

 安田さんはシリア入国直後に拘束された時のことについて「ゲスト扱いだと言われたが、完全に監禁状態だった」と説明した。

 当初はテレビのある部屋で、ノートが支給されて日記をつけることを許されていた。武装勢力は日本政府から身代金を得ようとしていたとみられ、15年8月以降に個人情報を書くよう言われ、その後「日本政府から『金を払う用意はある』との回答があった」との説明を受けたという。さらに同年12月末に「日本側から連絡を絶った」と言われた後、トイレの行き帰りに尻を蹴る暴行を受けるようになったと述べた。

 拘束中、集合住宅の地下牢(ろう)や民家の一室など何度も移動を繰り返した。「これで解放なのかもしれない」「彼らの要求に応えれば解放されるかもしれない」とたびたび期待を寄せたという。

 「(他に拘束されていた人が)何か棒のようなもので殴られている拷問の叫び声がたびたび聞こえた。見せしめの拷問だった」と説明。「指の関節が鳴るだけでも『盗み聞きをしたので身動きした』」ととがめられたといい、最後は許可なく身動きがとれなくなったという。彼らの要求に応えることで解放されるのではないかと期待したが「要求に応えようとしたけれど、はっきり言って不可能だった」と恐怖を振り返った。【川上珠実、松本惇】

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