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読書日記

著者のことば 村上篤直さん 型破りの学者の生涯

村上篤直さん=山口敦雄撮影

 ■評伝 小室直樹 上・下 村上篤直(むらかみ・あつなお)さん ミネルヴァ書房・各2592円

 昭和・平成を駆け抜けた破天荒な天才学者の生涯を関係者のインタビューや資料などを通して丹念に描いた。弁護士業務の傍らで本書の取材活動を続け、4年をかけて書き終えた。

 なぜ、小室直樹にひかれたのか。「先生は私の命の恩人だからです」。東大大学院で政治学を専攻し、学者を目指したが、学問に挫折し、夢が絶たれて自殺を考えるまでに落ち込んだ。「死ぬ前に学ぶべき学者はいないか。最後に確認してから死のう」と思い図書館などで本を片っ端から読んだ。その時に小室直樹の「田中角栄の呪い」を読み、自殺を思いとどまった。「マンガのようにわかりやすい本だが論理的に政治学を解ききっている。この人はすごい。そこで先生の本を全て読破した」

 小室は1932年に東京で生まれ、第二次世界大戦が始まると母とともに福島県の会津に疎開する。中学1年…

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