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火論

蓋をしたはずが=玉木研二

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 グレゴリー・ペック、ローレンス・オリビエ、ジェームズ・メーソンと、今は亡い米英の名優がそろった映画に「ブラジルから来た少年」(1978年)がある。

 ナチスドイツの敗戦後、南米に逃れた狂信的な医師らが、ヒトラーのクローンとして誕生させた少年94人を世界に送り出し、ナチス再興を図る……。何と奇想天外な、とあきれてばかりはおれない苦い後味が残るのは、このストーリーがはらむ鋭い寓意(ぐうい)からに違いない。

 奇想天外なのは今の現実世界の方ではないか、という皮肉である。蓋(ふた)をしたはずのものが次々とよみ…

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