メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

火論

蓋をしたはずが=玉木研二

 <ka-ron>

 グレゴリー・ペック、ローレンス・オリビエ、ジェームズ・メーソンと、今は亡い米英の名優がそろった映画に「ブラジルから来た少年」(1978年)がある。

 ナチスドイツの敗戦後、南米に逃れた狂信的な医師らが、ヒトラーのクローンとして誕生させた少年94人を世界に送り出し、ナチス再興を図る……。何と奇想天外な、とあきれてばかりはおれない苦い後味が残るのは、このストーリーがはらむ鋭い寓意(ぐうい)からに違いない。

 奇想天外なのは今の現実世界の方ではないか、という皮肉である。蓋(ふた)をしたはずのものが次々とよみ…

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 池袋暴走 ハンドルほぼ操作せず 87歳男性パニックか
  2. 池袋暴走、ドラレコに音声 87歳男性「あー、どうしたんだろう」同乗の妻の問いに
  3. 校長のセクハラ告発女子生徒、焼き殺される 「自殺に見せかけるよう」校長自身が指示 バングラデシュ
  4. AAAリーダーを暴行容疑で逮捕 「飲みに行こう」と誘うも断られ平手打ち
  5. 池袋暴走事故 亡くなった松永さん親族ぼうぜん「だまされているような」

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです