辺野古移設

玉城知事、生い立ち交え講演 NY大学で

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
「だれもが生きやすい社会になってほしい」と語る幸地ルシアさん=沖縄県宜野湾市で2018年11月7日午後2時25分、佐野格撮影
「だれもが生きやすい社会になってほしい」と語る幸地ルシアさん=沖縄県宜野湾市で2018年11月7日午後2時25分、佐野格撮影

 日米両政府が進める米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画について、直接反対を訴えようと訪米している沖縄県の玉城(たまき)デニー知事。11日はニューヨーク大学で、米海兵隊員だった父とウチナーンチュ(沖縄の人)の母の間に生まれた自らの生い立ちを交え、講演した。玉城知事と同じルーツを持つ県民は「デニーさんだからこそ伝えられることがある。米国人の父を持つ玉城知事の言葉に米国の人は耳を傾けてほしい」と期待をかける。

 戦後27年間にわたって米国統治が続き、1972年の本土復帰後も全国の米軍専用施設の7割が集中する沖縄では、米軍人と日本人女性の間に生まれた人も多い。玉城知事もその一人で、父の母国での「対話」に基地問題の解決の糸口を求め、知事就任約1カ月での訪米に踏み切った。

この記事は有料記事です。

残り921文字(全文1269文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月