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SUNDAY LIBRARY

三浦 天紗子・評『素敵なご臨終』廣橋猛・著

患者と家族をいたわる有意義な緩和ケアとは

◆『素敵なご臨終 後悔しない、大切な人の送りかた』廣橋猛・著(PHP新書/税別880円)

 日本人的美徳なのか、病気になっても痛みを我慢しがちで、痛み止めは最後の手段とばかり、ギリギリまで飲まないという患者は少なくない。だが、ここ最近の研究でも、特にがん患者の痛みの緩和において、〈痛み止めは時間を決めて、弱いものから順に〉〈痛み止めは痛くなる前に予防で使う〉ことの有効性や、早期からの緩和ケアの重要性が強調されている。それが患者や家族のQOL(生活の質)を高めることにつながるからだ。

 見ようによっては、厳しいことも書かれている。たとえば、転移、再発の抗がん剤治療は延命治療に過ぎず、…

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