メキシコ

新政権、米政権と不法移民対策の違い鮮明に

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鉄条網が張り巡らされた米メキシコ国境で、米国側の警備当局者を見つめるホンジュラスからの移民=メキシコ北西部ティフアナで25日、AP
鉄条網が張り巡らされた米メキシコ国境で、米国側の警備当局者を見つめるホンジュラスからの移民=メキシコ北西部ティフアナで25日、AP

 【サンパウロ山本太一】12月1日に発足するメキシコ新政権とトランプ米政権で米国に流入する不法移民対策の違いが鮮明になっている。手厚い貧困層支援で移民解消を目指すメキシコ史上初の左派政権に対し、米政権は国境の水際対策を重視。新政権は冷え込む両国関係改善を模索してきたが、難しいかじ取りを迫られる。

 「政権の主要目標は中米の開発計画に米国を関与させることだ」。メキシコのエブラルド次期外相は27日の記者会見でホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラの3カ国など中米諸国へ200億ドル(約2兆2700億円)を援助するよう米国に提案した。3カ国は、米国国境のメキシコ北西部に集まる移民集団「キャラバン」参加者の主要出身国。エブラルド氏は雇用創出や治安対策の支出を…

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