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見上げてごらん

人ごとではない=永山悦子

 とうとう起きてしまったのか--。そんな思いに駆られたのは、「中国の研究者が『ゲノム編集を施した受精卵から双子の赤ちゃんが生まれた』と主張している」というニュースを読んだからだ。ゲノム編集は「生物の遺伝子を人為的に改変する技術」。中国の事例は、エイズウイルスを持つ親からの感染防止が目的とされる。

 思い出したのが、2002年に起きた「クローン人間騒動」だ。イタリア人医師や新興宗教団体が相次いでクローン人間の妊娠や出産を発表した。結局、その真偽は明らかにならなかったが、そのときの「人ごとではない」という切迫感は今回より薄かったように思う。日本にはクローン人間作りを禁じる法律があり、少なくとも日本で実施される恐れは(法律を守れば)低かったためだ。

 けれども、ゲノム編集に関する法律は、日本にはない。妊娠や出産にかかわる生殖補助医療に関する法律もな…

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