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火論

辛抱と長蛇=玉木研二

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 1877年8月21日。半年前に始まった西南戦争は死闘を重ね、南九州で終盤にあった。東京・上野公園では天皇・皇后を迎え、第1回内国勧業博覧会の開会式典が華やかに行われた。前日の雨も上がり、涼風が吹いたと東京日日新聞は報じている。

 内戦時の開催を危ぶむ見方もあったが、計画を主導した内務卿・大久保利通は実行した。富国強兵、殖産興業の一環である。美術、農業、機械など各分野から国内の優れた産品を集めて展示し、評価する。外国人も招き、貿易振興につなげようとした。

 欧米の国際博覧会(万博)を参考にした。蒸気機関による産業革命を機に豊かで多様な製品を生産し、交通手…

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