「忘れじの道」諫早商生徒が命名 旧日本兵と米兵悼む

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「忘れじの道」表示板前で、平和への思いを話す犬尾さん(右)と諫早商高の生徒たち=長崎県諫早市高来町で2018年11月30日、足立旬子撮影
「忘れじの道」表示板前で、平和への思いを話す犬尾さん(右)と諫早商高の生徒たち=長崎県諫早市高来町で2018年11月30日、足立旬子撮影

戦争…誰かも分からない人たちと殺し合った

 長崎県諫早市高来(たかき)町と小長井町に、太平洋戦争で戦死した旧日本軍と米軍の兵士を悼む二つの碑がある。「戦争とは国のために、よく分からないまま何万キロも離れた場所で、誰かも分からない人たちと殺し合ったということ」。地元住民らは、敵味方の区別なく弔いを続け、平和への思いを若い世代に伝えている。【足立旬子】

 先月末、高来町の国道207号から約6キロ入った多良岳の山中で式典が開かれた。林道の途中に「坂本少佐戦死の跡」との案内板があり、そこから慰霊碑まで100メートルほどの歩道が続く。

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