メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ナビゲート

遺伝子改変、歴史改変=粥川準二(科学ライター)

 先月末、中国の研究者が人間の受精卵にゲノム編集を行って、遺伝子を改変した赤ちゃんを世界で初めて誕生させた、と国際会議などで主張し、物議を醸した。彼が本当にそれを行ったのかどうかさえ明らかではない。しかし現時点でも彼の主張は感染症への理解を阻害するだけだ。

 彼は、男性がHIV(エイズウイルス)に感染している夫婦が体外受精でつくった受精卵の「CCR5」という遺伝子を、ゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」で働かなくさせたと説明した。確かにCCR5がつくるたんぱく質はHIVの通り道となるものなので、理論的には感染の可能性が下がるかもしれない。

 しかしそれは「HIVの父子感染を防ぐ方法」として適切だろうか。HIVの父子感染を防ぐ方法はすでにあ…

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. USJ入場料、10連休中「過去最高額」に 混雑緩和なるか?
  2. 池袋暴走 元高級官僚だから? 「なぜ運転手が逮捕されないのか」疑問の声噴出
  3. 内村航平が予選落ち 体操全日本選手権
  4. USJ年間パス、帰省費を補助…保育士不足に大阪市が奇策
  5. セクハラ 女子学生と13泊の准教授を停職処分 弘前大

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです