富山市 アール・ブリュット 個性輝く障害者アート /北陸
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専門的な美術教育を受けていない人が既存の価値観にとらわれずに表現した作品「アール・ブリュット」。元々はフランス語の「生(き)の芸術」を意味し、近年は「障害者アート」の意味で浸透しつつある。【青山郁子】
富山県高岡市で今夏、設立された障害者芸術活動支援センター「ばーと◎とやま」(米田昌功代表)が、中部7県の22作家を集めた展覧会「HEARTの中のART ボーダレス・アートセッションinTOYAMA」を秋に富山市で開催した。会場は国登録有形文化財「金岡邸」と新川神社。さまざまな障害を持つアーティストたちが驚くような手法で制作した作品が、伝統的日本建築を彩った。
福井県のムラタクン(19)は小学2年から毎日、紙のロボットを作る。ポスターやカレンダーの裏に、フリ…
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