メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

藤原帰一の映画愛

私は、マリア・カラス オペラ歌手の枠超えた希代のスターの存在感

 自分からオペラを聴くようになったのは大学に入った後のことでした。母は機嫌が悪い時によくオペラのLPレコードをかけたので、私にとってオペラとは不機嫌な母親と組み合わさった存在となり、大学に入るまでは手を出そうと思いませんでした。

 それが変わったきっかけがマリア・カラスの「トスカ」です。母の一番のお気に入りだったのでそれまでにも聴かされてきましたし、クラシック音楽なんて過去のものだ、ましてマリア・カラスなんてさぞ俗受けのする歌手に違いないなんて決めつけていたんですが、カラスの「トスカ」は凄(すご)かった。ごく通俗的なキャラクターなのに、カラスの声によってそれが立ち上がってくる。びっくりしました。それでもカラスが好きなんてバレたら恥ずかしいので、誰にも言わず、こっそり聴いていました。カッコつけてたんですね。

 前置きが長くなりましたが、この映画は、カラス自身の言葉、テレビのインタビューとか手紙の朗読と、カラ…

この記事は有料記事です。

残り1258文字(全文1664文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 『銀魂』また完結できず…担当編集が謝罪「どうあがいても絶望」 続きはアプリで配信
  2. 質問なるほドリ リュウグウ、どんな小惑星? 炭素多く含む 「はやぶさ2」有機物採取へ=回答・池田知広
  3. レオパレス21 切れる冷房、入居者ブチ切れ 苦情6、7月急増 「節電」自動停止、撤回
  4. 「大好きだよ、はやぶさ2」ブライアン・メイさんが応援メッセージ
  5. 高層ビルで「湯ったり」 若い女性をメインターゲット

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです