開発途上国の法整備20年 歩みを本に ベトナムなど主要12カ国 当事者100人超語る /東京
開発途上国の法整備を支援する活動に取り組んできた国際協力機構(JICA)が、これまでの活動の記録をまとめた「世界を変える日本式『法づくり』~途上国とともに歩む法整備支援」を発刊した。ベトナムでの民法起草から始まった支援は、20年間で主要12カ国に拡大。政府開発援助(ODA)の柱の一つになるまで成長した経緯が、各国に長期派遣された法律家の葛藤や奮闘ぶりとともにつまびらかにされている。【飯田憲】
JICAの本格的な法整備支援は、1996年にベトナムで始まった。市場経済化に対応した民事法や商事法…
この記事は有料記事です。
残り837文字(全文1085文字)