世界相手に製作 鳥取の木工会社が奮闘 観賞用→競技用へ挑戦 /鳥取
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シンプルな形とすっきりとした色遣いが目を引く。約5年前にけん玉製作を始めた鳥取市の木工会社「米村木工」の競技用けん玉は、誰もが使いやすいよう設計されたこだわりの品だ。売れ行きは好調で、米国の会社とコラボするなど世界を相手に挑戦を続けている。
米村木工は1930年創業で、従業員は約30人。82年に泊村(現湯梨浜町)でグラウンドゴルフが誕生して以降、クラブをメーカーから受注し生産している。けん玉に着目したのは、標準的な玉の大きさが直径6センチのグラウンドゴルフのボールと同じと知ったのがきっかけだった。
当初は、金魚や花の和柄を細かく彫って鮮やかに彩色した、伝統工芸品のような観賞用けん玉一筋だった。出…
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