2604件、被害57億円 過去最悪 昨年・県警まとめ /神奈川
振り込め詐欺などの特殊詐欺について、県警は、2018年の認知件数(暫定値)が2604件、被害総額が約57億9800万円に上り、いずれも過去最悪だったと発表した。キャッシュカードをだまし取って口座から現金を引き出す手口の急増などが要因とみられる。【杉山雄飛】
カード詐取する手口急増
被害を手口別に見ると、親族などになりすます「オレオレ詐欺」が1886件で全体の約7割を占め、被害総額は約36億5500万円と最多だった。他は、有料サイト閲覧料名目などで現金を詐取する「架空請求詐欺」が351件、約16億9500万円と多く、医療費を払い戻すなどとうそを告げる「還付金詐欺」も339件、約4億1300万円に上った。
オレオレ詐欺の中でも、特にキャッシュカードをだまし取る手口が急増。認知件数が1087件(前年比33…
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