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原発と暮らし

島根2・3号機のいま/3 要支援者避難、難しく 想定外の事態に“未対応” /鳥取

放射線の流入を防ぐために設置する排気装置の説明をする高井美佳課長=松江市鹿島町名分の鹿島病院で、根岸愛美

 境港市の足田芳憲さん(65)は米子市内の鉄鋼関連の工場にマイカー通勤している。境港は全域が中国電力島根原発(松江市)の30キロ圏。勤務中に原発事故が万一起きた場合、自宅ではなく境港市内にある妻の実家に直行する、と決めている。自力で動けない90代の義母がいるためだ。

 義母の日常の介護は足田さんの妻と妻の弟夫婦、ヘルパーで対応している。足田さんは「義母を1人で動かすことや、車いすでの移動は難しい」と実情を語る。自前のストレッチャーやワゴン車はない。市から避難の手順を聞いた記憶はないという。「最悪の場合、避難を諦めて残るしかない」と覚悟する。

 足田さんは官民でつくる市原発環境安全対策協議会の公募枠委員。島根原発3号機の新規制基準適合審査申請…

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