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世界の雑記帳

仏フォアグラ生産者が米加州の禁止措置に反発、人道的飼育を主張

 1月17日、強制給餌が残酷として米カリフォルニア州が2012年からフォアグラの販売・生産を禁止している措置に対し、フランスのフォアグラ生産者が、生産は人道的に、すべての規則に従って行われていると反論している。写真は仏モントーでフォアグラ生産のため飼育されているアヒル、10日撮影(2019年 ロイター)

 [モントー(フランス) 17日 ロイター] - 強制給餌が残酷として米カリフォルニア州が2012年からフォアグラの販売・生産を禁止している措置に対し、フランスのフォアグラ生産者が、生産は人道的に、すべての規則に従って行われていると反論している。

     この措置は、米最高裁が先週、フォアグラ農家やシェフの訴えを棄却したことから改めて効力を持つ形となった。フォアグラ販売が判明した場合、最高1000ドル(約11万円)の罰金が課される。

     世界のフォアグラの約70%を生産しているフランスでは、農家や生産者らが、(アヒルやガチョウの)肝臓を肥大させる過程で苦痛を与えてはおらず、動物たちを適切に扱っているとして、二重基準だと主張している。

     強制給餌は、動物の喉に金属製の管を挿入し、自然な状態より多量の穀物を摂取させる方法。これにより肝臓を通常の最大10倍まで肥大させる。

     フランスのフォアグラ業界団体幹部は、世界規模で衛生管理規則に合致して自由に取引されている商品を禁止するカリフォルニア州の措置は間違っていると反論。ロイターに、「米国で販売できなければほかへ行く。今日ではアジアの顧客がわれわれの製品を愛好している。たとえば、日本は先進経済であり、世界第2位のフォアグラ消費国だ」と述べた。

     一方フランスでも、著名シェフのアルベール・ルー氏を含む一部シェフはフォアグラに反対の立場を取っており、自身のレストランでの提供を中止している。また、多くのスーパーでも商品を置かないなどの動きが見られる。

     2006年から、フォアグラはフランスで「文化・美食遺産」の一つに認定されている。だが、チェコ、デンマーク、フィンランド、ドイツ、英国など一部欧州諸国では生産が禁止されているほか、オーストラリアとアルゼンチンでも類似の禁止措置が取られている。

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