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市原悦子さん

生前の希望通り自然に囲まれた祭壇 夫と同じ樹木の下で安らかに(スポニチ)

 心不全のため12日に82歳で死去した女優の市原悦子(いちはら・えつこ、本名塩見悦子=しおみ・えつこ)さんの通夜が17日、東京・青山葬儀所で営まれた。市原さんが生前希望した森をイメージした祭壇に、芸能関係者を中心とした約600人が手を合わせ、別れを惜しんだ。

     コチョウラン、モンステラなど、さまざまな種類の観葉植物の緑色を強調した個性的な祭壇。そこには、にこやかにほほ笑む市原さんの笑顔があった。

     「生前の意思に沿って、森の中で眠るような姿をイメージしました」と関係者が語る通り、濃淡まぶしい草木の中に、市原さんが眠る薄い緑色の棺が置かれた。

     「家政婦は見た!」(テレビ朝日)などで演じてきたのは時代を映す“恐ろしい女”。だが、撮影現場にあったのは、いつもにこやかに笑顔を振りまき、周囲を和ませる姿。本来おっとりしていた市原さんにとって、怪演に欠かせないのは緑だった。

     常々語っていたのは「自然に囲まれるのが大好きなんです」。家の中にもたくさんの観葉植物を置き、緑で心を癒やされて撮影に臨んでいた。

     14年に夫で舞台演出家の塩見哲さんが肺がんのため80歳で他界した際、喪主を務めた市原さんが自然をイメージした祭壇をプロデュース。塩見さんは現在、千葉県内の山の中の樹木の下に埋葬されている。塩見さんが亡くなる数カ月前、市原さんと塩見さん夫妻とめい、20年来の親交がある「ゴダイゴ」のリーダー、ミッキー吉野(67)が首都圏近郊を1日かけて回り、自然の中で眠る場所を探し回ったという。

     親族には「暗い骨壺(つぼ)の中で眠るのは嫌だ。ふわふわとした空、木の下で眠りたい」と語っていた市原さん。「主人の隣で眠りたい」という意思をくみ、緑の中で寄り添って眠ることになる。

     淡い緑色の棺の中には台本を読む時に使用していた眼鏡、手鏡、愛用の洋服などゆかりの品々が納められた。会場の通路には過去に写真展で展示された市原さんの白黒写真のパネルが多数並べられ、参列者は幅広く活躍したありし日の姿をしのんでいた。

     ≪人気主演ドラマ「おばさんデカ 桜乙女の事件帖」 BSフジで再放送≫BSフジは市原さんを追悼し、21日から市原さん主演の人気ドラマシリーズ「おばさんデカ 桜乙女の事件帖」を再放送すると発表した。94年の第1作から計14話を21日から2月7日までの月~金曜午後5時から07年放送のファイナルを2月16日の午後1時から放送する。(スポニチ)

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