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性別に関係なく制服選択可能に 東京・中野区立中 小6アンケきっかけで

中野区立中学校の制服の一例。原則スラックス(左)は男子用、スカートは女子用だったが、性別に関わらず選べるようになる=提供写真

 東京都中野区は新学期に向けて、区立中学校の制服を性別に関係なく自由選択にする方針を固めた。小学6年の女子児童の訴えがきっかけで、現在は原則として男子生徒がスラックス、女子生徒がスカートを着用しているが、誰もがどちらを選んでもよくなる。

 酒井直人区長が2月1日に記者会見し、公表する。中野区には区立中全10校に制服があり、デザインは学校ごとに違う。防寒対策や性的少数者であることなどを理由に女子がスラックスを望む場合、着用は学校長の裁量に委ねられていた。

女児がクラスメートに実施した「制服アンケート」。希望する欄にシールを張ってもらった=家族提供

 自由選択は今春に区立中に入学する区内の小学6年の女児(12)が、制服を自由に選べるように区長に訴えたことがきっかけ。女児はサッカーが大好きでいつもスラックスをはく。昨秋、スカートをはきたくないと両親に打ち明けた。両親は「むりやりスカートをはかせる時代ではない」と後押しし、入学予定の中学校の校長とPTA会長に相談。スラックス着用に快諾を得た。

 女児はその後、同級生の女子14人に制服についてアンケートした。中学校の制服で、スカートがいいと答えた女子は3人だけで、スラックスは6人、どちらも着用したいは5人だった。昨年12月、酒井区長にアンケート結果と「制服自由化宣言!をしてほしい」と題した文書を手渡して検討が始まり、区立中の全校長が制服の自由選択を支持した。女児は「制服を自由に選べたら、私みたいな運動が好きな人も寒がりの人も性的少数者の人も、自分らしくしていていいと思える」と笑顔を見せる。

 性的少数者への配慮や防寒対策などから、制服の性差解消は新たな課題になりつつある。福岡市は男女共通のスラックスなどの試着を通じて生徒や保護者らの声を反映した標準服(制服)を2020年度をめどに導入する予定だ。【坂根真理】

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