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テニス

大坂、狙うゴールデンスラム 達成ならグラフ以来2人目(スポニチ)

テニス 全豪オープン最終日(2019年1月27日 オーストラリア・メルボルンパーク)

 初優勝から一夜明け、大坂なおみ(21=日清食品)がメルボルン近郊のビーチで大会主催の撮影会に臨んだ。昨年の全米に続く4大大会連覇で、28日に発表される世界ランクで1位になることが確定。東京五輪が開催される20年の年間ゴールデンスラム(1年間で全4大大会と五輪で優勝)の達成を視野に再スタートを切る。

     ぎこちない手つきで大坂がシャンパンボトルを振った。フルセットの末にクビトバを破った決勝から一夜。メルボルン近郊のビーチで開催された撮影会に登場した。「2時間ぐらいは眠れた。世界ランク1位は意味がある。責任のあるポジションにつけてうれしい」。メーキャップして耳には金色の大きなイヤリング。米ブランド・クシュニーの鮮やかな色彩のワンピースに身を包み、トロフィーにキスをした。

     新女王をカメラに収めようと、50人を超える報道陣が集結した。撮影会後に会場を移して日本の報道陣に対応し、今後の目標に言及。全ての4大大会を制する生涯グランドスラムへの意欲を問われると「皆がその話をするので、私も考える。できるならやりたい」とした上で「それは、一つのプロセス」と言い切った。視線の先にあるのは、1年間で全ての4大大会と五輪の5冠を達成する年間ゴールデンスラムだ。

     4年に1度しかチャンスのない偉業は、88年にシュテフィ・グラフが達成したのが最初で最後。1年間の枠を外した生涯ゴールデンスラムも、セリーナ・ウィリアムズ、アンドレ・アガシ、ラファエル・ナダルを加えた4人しかいない。大坂はかねて「日本代表として東京五輪に出ることが夢」と公言。日本列島を沸騰させる青写真を描いている。

     グラフの年間ゴールデンスラム達成は4大大会初制覇の翌年。昨年の全米が初優勝の大坂もスケジュール感は近い。全仏のクレー、ウィンブルドンの芝への適応が不可欠となるが、日本協会の土橋登志久強化本部長(52)は「芝は十分に可能性がある。クレーもスライディング(足を滑らせる技術)を学べば近い将来に十分に可能性はある」と期待した。来るべき20年へ。4大大会連覇も、世界ランク1位も通過点にすぎない。

     ▽ゴールデンスラム 同年に全豪、全仏、ウィンブルドン、全米の4大大会に加え、五輪でも優勝する5冠を指す。プロ参加が解禁となったソウル五輪が開催された88年にグラフが達成した際に生まれた言葉で、その後は誰も成し遂げていない。グラフの決勝の相手は全豪がエバート、全仏がズベレワ、ウィンブルドンがナブラチロワ、全米とソウル五輪はサバティーニだった。(スポニチ)

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